ペンタックスのデジイチへ使われている AFセンサー、SAFOX VIII の守備範囲を調べてみました。
図の通り、クロスセンサーはフォーカスエリア内しか機能していません。
中央のセンサーはスポットサークル大が守備範囲ですね。
スーパーインポーズは□の点ですが、はるかに広い範囲をカバーしています。
AFセンサーの守備範囲が分かっていると、AFを使いこなす事ができますね。
Month: 7月 2009
青空の撮り方
焦点距離と撮影距離
当たり前ですが、焦点距離・撮影距離・撮れるサイズには計算式があります。
この式を知っていると、イベント時にどのレンズを用意すればよいか事前に知ることが出来ます。
例えば・・・
・子供の発表会や学芸会、ステージ撮影などの撮影距離が決まっているシーン
・ポートレート撮影等で使いたいレンズがあり、バストアップだとどのぐらい距離をとればよいのか
等々・・・。
では、式を書きます。
全て一つの式からの変形です。
※この式で算出できるのは無限遠時の倫理値です。
近距離になるほどレンズ毎に誤差が出ますので、目安として下さい。
【A.どの焦点距離を用意すればよいか】
※撮影距離が決まっていて縦位置全身が撮りたいなど
(1): 焦点距離(mm) = 24mm ÷ 撮りたい幅(m) × 撮影距離(m)
(2): 焦点距離(mm) = 16mm ÷ 撮りたい高さ(m) × 撮影距離(m)
【B.どれぐらいの範囲が撮れるか】
※撮影距離と使うレンズが決まっている場合
(3): 写る幅(m) = 24mm ÷ 焦点距離(mm) × 撮影距離(m)
(4): 写る高さ(m) = 16mm ÷ 焦点距離(mm) × 撮影距離(m)
【C.単焦点レンズで撮影する時、どのぐらい距離をとればよいか】
(5): 撮影距離(m)= 焦点距離(mm) × 撮りたい幅(m) ÷ 24mm
(6): 撮影距離(m)= 焦点距離(mm) × 撮りたい高さ(m) ÷ 16mm
※上記式は横位置の場合です。
縦位置の場合は “幅” と “高さ” を入れ替えて下さい。
また 24mmと16mmは APS-Cセンサーサイズで計算しやすいように丸めてあります。
厳密にするなら K20Dは 23.4mm・15.6mm、他のペンタの機種は 23.5mm・15.7mmへ置き換えて下さい。
[シーン1]
ステージまでの距離が 10mで、身長150cmの子供を縦位置で画面いっぱいに撮影したい。
上記式の(1)を使います。
24mm ÷ 1.5m × 10m = 160mm
ですので、上下に空間を空けることも考えて 135mm程度を用意すれば良い。
[シーン2]
FA77mmで室内ポートレートを撮りたいが、後ろへ退けず被写体と最大でも 4mしか距離がとれない。
縦位置でどれぐらいの範囲が写せるのだろう。
上記式の(3)を使います。
24mm ÷ 77mm × 4m = 約1.2m
ですので、上半身のバストアップが限界
こんな感じで事前に用意するレンズを決めることが出来ます。
参考になりましたか? (^^
フードと保護フィルター
ウエポン化
ウエポン化とは、レンズへ深いフードを付けて性能の底上げを図る事です。
性能の底上げポイントは以下の通り。
・フードを深くする事で逆光撮影でゴースト・フレアーを抑制できる
・前玉へ触れる確率が大幅に減るため、クリーニングがシュポシュポだけで済んでしまう。
・前玉へ何かへぶつける危険が減る
・上記2点の特性により保護フィルターを外して運用できる
・保護フィルターが無い為、描写が良くなる
・フード側を下にして直置き出来るため、レンズ交換が素早くできる
いかがでしょう。 良い事だらけです。
詳しいレポートはこちらをどうぞ
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=9347276/